はじめに
meviyの形状処理チームで開発をしております、高橋と申します。 前職では主にバックエンドエンジニアをやっていて、インフラ周りや形状処理の開発もしていました。
今回は私が所属する形状処理チームについて紹介したいと思います。
業務内容
チーム名にもある「形状処理」とは、幾何学的な形状をコンピュータで扱う処理のことです。meviyにまつわる形状処理として、私たちは以下の機能を開発しています。
- 形状認識:幾何形状を解析して、製造上の意味付けを持った構造化データを抽出する機能
- リモデル:製造上必要となる形状の修正を加えた新しいモデルを生成する
- 製造可否判定:与えられた形状を実際に作ることができるか判定し、作れないならばその原因をエラーとして出力する
これらは、meviyが設計データを読み取って価格を計算し、製造現場に連携するために必要不可欠な機能です。meviyの根幹をなしていると言えるでしょう。
形状認識については、こちらのブログにより詳しく書いてあります。興味があればぜひご一読ください。
メンバー
15人位のチームで、若手からベテランまで在籍しています。形状処理の開発経験者が多く、中にはその道25年以上のメンバーもいて、頼りになっています。
一方で、前職でそうした経験が無いメンバーもチームに加わっています。そんなときは、メンバー間で知識を補いながら少しずつキャッチアップしてもらっています。新しい視点から逆に教えられることも多いです。
技術スタック
開発当初からOSはWindows、言語はC++を採用しています。CADソフトの大半がWindowsで動作するのと、CADを扱うライブラリがC++製だからです。
一方、ここ一年ほどでRustが導入されました。テストツールや一部のアルゴリズムで使われています。導入の経緯に興味がある方は、こちらのブログをぜひ読んでみてください。
このチームでの仕事のやりがい
形状認識の実装では設計やアルゴリズムの選択肢が多く、正解となる実装が自明なことはほとんどありません。シンプルかつ堅牢な実装を考えることは楽しくもあり難しいのですが、良い案が浮かんだときはとても爽快な気分になります。
また、DTダイナミクス自体が若い会社ということもあり、私たちのチームも良い意味で未完成な部分が多いです。既存コードの設計、テストやDevOpsの仕組み、タスクの管理方法など、改善すべき点が多くあります。私はこの状況を、チャンスが転がっていると思っています。チームに貢献して結果を出す余地が多くあるということです。
実際に、これらの課題を解決するため新しい技術や仕組みの導入を進めています。あるべき方向に変化しつつある、面白いフェーズです。もちろん簡単には改善できないことも多いのですが、「ここがもう少し良くなれば、meviyがもっと伸びていくのに」という思いで挑戦しています。今後私たちのチームに参加してくださる方にも、ぜひこうした挑戦をして頂きたいと思います。
おわりに
今回は、形状処理チームの紹介をさせていただきました。 興味を持っていただけた方、カジュアル面談でも選考でも、ぜひ応募してください。